SFC修行に大影響!ANA国際線プレエコにNクラスが登場!PP単価はどうなる?
- 2019.03.17
- SFC修行考察

どうも!あおぴです
2019年以降にSFC修行を行おうとしている方。
どのような修行計画を練ろうとお考えですか?
ANAの国際線プレミアムエコノミークラス(通称:プレエコ)は那覇発着と組み合わせてPP単価を抑えつつ大量のPPを獲得できるものでした。
2018年12月5日より国際線プレエコの予約クラスに”Nクラス”(マイル積算率70%)という新しいクラスが設定されました。
これは国際線を使ったSFC修行を考えている方には影響大なんです。
マイル積算率が悪化することにより国際線プレエコに搭乗して獲得できるプレミアムポイントが以前より少なくなってしまうのです。
※2018年12月5日以前に予約していれば2018年12月5日以降の搭乗でも今回の変更は適用されません
しかもNクラスだからと言って運賃が安くなっている訳ではありません。
という訳で単純にPP単価が悪化してしまいます。
国際線でがっつりPPを稼ごうと思っている方には打撃の大きい改悪ですね。
しかし、そんな状況でもSFC修行僧は限りある予算でPPを稼がないといけません。
- 今回の変更の影響がどれほどのものなのか
- この改悪に対応する策はあるのか
といったところを考えていきます。
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Nクラス登場による変更点について
予約クラスとは
下の画像はANA HPの国際線予約画面ですが、同じプレミアムエコノミークラスでも色んな運賃があります。
- 予約変更
- 払い戻し(キャンセル時)
- アップグレード
- マイル積算率
の条件の差により運賃の差が生じています。
予約クラスが異なると「予約変更」「払い戻し」「アップグレード」「マイル積算率」の条件が変わります。
一般的に運賃の高い予約クラスほど「予約変更」「払い戻し」「アップグレード」が可能になる項目が多くなり、「マイル積算率(獲得できるマイルとプレミアムポイントの指標)」も高くなります。マイル積算率が高ければ高いほどたくさんマイル・プレミアムポイント(PP)を獲得できます。
(東京→クアラルンプール:最も安い運賃のNクラスを選択中)
上の画像だと最も運賃の安いNクラスを選択しているので「予約変更」「払い戻し」「アップグレード」が全て不可になっていますね。
あと予約画面には出てきませんがNクラスはマイル積算率が70%となっています。
最も安い運賃のNクラスから、その次に運賃の安いEクラスを選択してみると
「予約変更」は不可のままですが、「払い戻し」と「アップグレード」はできるようになっています。
そしてEクラスではマイル積算率が100%となっています。
2018年12月以前の最安値クラスとの比較
2018年12月以前とそれ以降の最安値クラスを比較してみます。
2018年12月以前 | 2018年12月以降 | |
最安値クラス | Eクラス | Nクラス |
予約変更(最安値クラス) | 不可 | 不可 |
払い戻し(最安値クラス) | 不可 | 不可
※Eクラスは可に変更 |
アップグレード(最安値クラス) | 対象 | 対象外 |
マイル積算率(最安値クラス) | 100% | 70% |
2018年12月以前は最安値クラスがEクラスでした。
今回の変更で新たに最安値クラスとなったNクラスと比較してみたのが上の表です。
アップグレードは対象外になりマイル積算率は100%から70%へと引き下げられています。
今回の予約クラスの変更では最安値クラス(Nクラス)のマイル積算率は引き下げられましたが、運賃は変わっておりません。
2018年12月以前の最安値クラス(Eクラス)と2018年12月以降の最安値クラス(Nクラス)は運賃は同じにも関わらずマイル積算率(獲得できるPP)は引き下げられているのです。
運賃が同じなのにマイル積算率が低くなる。。。
そう、今回の変更はPP単価の悪化を引き起こしているのです。
ANA国際線プレエコを使って大量PPをゲットしようとしていたSFC修行僧にとっては大打撃ですよね。
僕は2018年12月以前に国際線を予約していたのでこの難を逃れることができましたが、これから予約をしようとしていた方達がかなり不憫です。
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Nクラス(マイル積算率70%)でのPP単価を考察
今回の変更でSFC修行僧が最も気になるであろうPP単価についてはSFC修行僧に人気の「クアラルンプール路線」をとりあげて考察してみます。
クアラルンプール路線のPP単価(Nクラス)
まずクアラルンプールから。
まずは東京発着をみてみましょう
(羽田 or 成田=クアラルンプール)
搭乗クラス | プレミアムエコノミー:Nクラス |
往復運賃 | 130,790円 |
獲得PP | 7,808 |
PP単価 | 16.75円/PP |
PP単価は16円台です。。。
これではわざわざプレエコでクアラルンプールに行くメリットは無いでしょう。
次にPP単価の良くなる那覇発着をみてみましょう
(那覇=羽田 or 成田=クアラルンプール)
搭乗クラス | プレミアムエコノミー:Nクラス |
往復運賃 | 141,610円 |
獲得PP | 11,744 |
PP単価 | 12.06円/PP |
PP単価は12円台です。
東京発着よりはマシですが、費やす労力の割には魅力を感じられるものでは無いですね。
ちなみに那覇発着にするとなぜPP単価を下げられるか知っていますか?
国際線に搭乗する際、国内区間として「東京=名古屋」「東京=大阪(神戸)」は無料で、それ以外はどこでも往復1万円で追加することができます。しかもプレエコで搭乗すると国内区間のマイル積算率は100%となります。
なので往復1万円を追加して那覇発着にすると「那覇=東京」の国内区間でで3936PP(マイル積算率100%)を獲得できます。
そのPP単価はなんと2.54円/PP!
PP単価2円台の路線が行程に加わったら全体のPP単価はもちろん下がりますね。
というわけで国際線プレエコは那覇発着を組み合わせることでPP単価を下げることができます。
クアラルンプール路線のPP単価(Eクラス)
Nクラスのクアラルンプール路線はPP単価がかなり悪化してしまい、PP単価を追求するならオススメできるものではなくなってしまいました。
そこで今回の変更で運賃は以前より上がってしまいましたがマイル積算率は100%のままのEクラスならばPP単価はどうなるでしょうか。
まずは東京発着をみてみましょう
(羽田 or 成田=クアラルンプール)
搭乗クラス | プレミアムエコノミー:Eクラス |
往復運賃 | 185,750円 |
獲得PP | 10,814PP |
PP単価 | 17.18円/PP |
PP単価は17円台です。。。
PP単価16円台だったNクラスより悪化してしまっています。。。
次にPP単価の良くなる那覇発着をみてみましょう
(那覇=羽田 or 成田=クアラルンプール)
搭乗クラス | プレミアムエコノミー:Nクラス |
往復運賃 | 195,750円 |
獲得PP | 14,750PP |
PP単価 | 13.27円/PP |
PP単価は13円台です。
これまたPP単価12円台だったNクラスより悪化しています。
やはりもし国内発のプレエコで修行するならEクラスを利用するのがPP単価の観点からはマシということになりますね。
今回の予約変更クラス改悪への対抗策(海外発券)
今回の変更で国際線プレエコのPP単価が悪化してしまいました。
しかし、SFC修行とPP単価は切っても切れない関係にあります。
今回の変更への対策はないのか?
ということで海外発券を考察してみたのでご覧ください。
クアラルンプールでの海外発券を検討
国内出発の国内線プレエコがダメなら海外発券はどうだ!
というわけで海外発券を検証してみます。
Nクラスはベーシックで最も安い、Eクラスはベーシックプラスでその次に安い。クアラルンプール発券で往復5000円しか変わらない。→PP単価も大して変わらないはず。
クアラルンプール発券(プレエコ:Nクラス)のPP単価
海外発券はPP単価の良くなる那覇を目的地としたクアラルンプール発着のみ考察してみます。
(クアラルンプール=羽田 or 成田=那覇)
搭乗クラス | プレミアムエコノミー:Nクラス |
往復運賃 | 100,600円 |
獲得PP | 10,814PP |
PP単価 | 9.30円/PP |
PP単価は9円台になりました!
また、国内出発のプレエコNクラスだと不可になっていた「予約変更」と「払い戻し」が可能になっています。
クアラルンプール発券(プレエコ:Eクラス)のPP単価
(クアラルンプール=羽田 or 成田=那覇)
搭乗クラス | プレミアムエコノミー:Nクラス |
往復運賃 | 106,300円 |
獲得PP | 14,750PP |
PP単価 | 7.20円/PP |
なんとPP単価は7円台になりました!
というのも海外発券だとNクラスとEクラスの差額が約6,000円なんですね!
また、NクラスとEクラスのPPの差は3,936PPです。
差額の6,000円で3,936PPが獲得できるとはかなーりお得です。
もし6,000円で3,936PPが獲得できる航空券があったら、PP単価は1.52円/PPですよ(笑)
というわけで、海外発券するなら絶対にEクラスで予約すべきですね!
そして海外発券ならまだまだ今後もお得に修行は行えそうです!
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まとめ
-
- 国際線プレエコ登場はSFC修行僧にとって完全に改悪
- 国内発のPP単価は12円台〜(那覇発着クアラルンプール路線)
- 海外発券のPP単価は7円台〜(クアラルンプール発着沖縄路線)
- 海外発券はまだまだイケる!
今回の変更は完全に改悪ですが海外発券はまだまだお得で活用の価値は大いにあります。
2018年は上級会員向けのプレエコ無償アップグレードも無くなったりと、全体的に制度の流れは完全に改悪の方向にあると思います。
年々とSFC取得のハードルが上がっていく可能性が十分考えられます。SFC修行を検討中の方は制度が改悪される前の早めの修行をオススメします。
それでは!あおぴでした〜
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