【エアバスA380】タイ国際航空ビジネスクラス搭乗記 TG623 関空→バンコク
- 2019.07.15
- ビジネスクラス搭乗記

陸マイラー活動を2018年3月から始めて1年と少し。
2019年の6月にANAマイルを使ってこんな旅程で全てビジネスクラスに乗ってベトナム・ハノイに行ってきました!
往路
(タイ航空) |
関空→バンコク |
バンコク→ハノイ | |
復路
(シンガポール航空) |
ハノイ→シンガポール |
シンガポール→関空 |
今回は復路の「ハノイ→シンガポール」のシンガポール航空ビジネスクラスでのフライトを振り返っていきます
ANAマイルを貯めたいならANA VISAワイドゴールドカードがオススメ
今回お世話になったのはタイ国際航空。
タイ国際航空はANAと同じスターアラインアンスに所属していることもあり、今回はANAマイルを使ってこんな感じで特典航空券でタイ国際航空(+シンガポール航空)のビジネスクラスの航空券を発券しました。
全体の旅程はこんな感じで、目的地はベトナム・ハノイですが、いっぱいビジネスクラスやラウンジラウンジを利用したいということで、遠回りになりますが往路はバンコク、復路はシンガポールを経由することにしました。
往路(タイ国際航空):関空→バンコク(乗り換え)→ハノイ
ハノイ滞在
復路(シンガポール航空):ハノイ→シンガポール(乗り換え)→関空
支払ったマイルは旅程全体で63,000マイル、燃油サーチャージや空港税などで15,310円です。63,000マイルなら陸マイラー活動をしていれば3ヶ月もあれば貯めることができますね。
ANAはマイルで特典航空券を利用するにしても諸経費用にお金の支払いは必要になります。ユナイテッド航空なんかはマイルの特典航空券利用時はマイルの支払いで燃油サーチャージ等の経費も含まれているのでタダで搭乗できるらしいですね。
それでは今回のフライトの話しに入ります。
今回搭乗したタイのフラッグキャリアであるタイ国際航空は航空サービスリサーチ会社のスカイトラックスの「2019年ワールド・ベストエアライン」で10位を受賞しています。日系のANAは3位、JALは11位なので安心できるなかなか良い格付けです。
そしてタイといえば”微笑みの国”。CAさんのサービスにも定評があり、スカイトラックスの「2019年ワールド・ベストキャビンスタッフ」では4位を受賞しています。ANAは3位、JALは8位となっており、かなり高いレベルのサービスが提供されていることが分かります。
そんな”微笑みの国”のCAさんは僕みたいなビジネスクラス初心者も寛大に受け入れてくれるだろうと思い、人生初のビジネスクラスはタイ国際航空にしました。
今回のフライト概要のおさらいです。
便名 | TG623 |
区間 | 関西国際空港→バンコク・スワンナプーム国際空港 |
時刻 | 11:45-15:35(タイ標準時:日本-2H) |
搭乗時期 | 2019年6月某日 |
機材 | A380 |
搭乗クラス | ビジネスクラス(Royal Silk:ロイヤルシルク) |
それではタイ国際航空TG623のビジネスクラスをレポートしていきます。
チェックイン〜保安検査
関空に到着してタイ航空のチェックインカウンターに向かいます。
エコノミークラスのカウンターはこの通り長蛇の列。
これだとチェックイン完了まで少なくとも20分程度は待たないといけなさそうですね。
しかし、僕が搭乗するのはビジネスクラス。
エコノミークラスカウンターの長蛇の列を横目にビジネスクラスのチェックインカウンターに向かいます。
この通りビジネスクラスカウンターは1組だけチェックインしているだけで行列なし。
待ち時間ほぼ0でスムーズにチェックイン完了です。
チェックイン時に保安検査のファストレーン利用券をもらいました。
関空ではビジネスクラス搭乗者は保安検査も優先されるんですね。
そして保安検査場に到着。
ファストレーンはやはり行列0です。
通常のレーンはこの通り。
通常の保安検査レーンもそんなに並んでいませんね(笑)
まあでも繁忙期なんかは通常のレーンは混雑が予想されるのでファストレーンを使えるのはありがたいでしょう。
僕はせっかくなのでファストレーンを使ってスムーズに保安検査を通過しました。
搭乗前(ラウンジ)〜搭乗〜離陸
今回はタイ航空のビジネスクラスに搭乗ということで、タイ航空が運営するロイヤルオーキッドラウンジを利用できます。
また。タイ航空はANAと同じスターアラインアンスに加盟しているのでANAラウンジも利用できます。
僕は欲張ってANAラウンジとロイヤルオーキッドラウンジの両方を利用してきました。その時の様子はこちらからどうぞ。
羽田や成田には劣りますが、関空のANAラウンジには名物のカレーをはじめホットミールが数種類ありそれなりに満足できました。シャワーが無いのは残念です。
ロイヤルオーキッドラウンジはホットミールは無く、ちょっとした食事とドリンクだけでした。タイ航空の搭乗口が近いのでタイ航空を使う方は搭乗ギリギリまでくつろげて良いかもですね。
搭乗時刻が近づいてきたのでラウンジを出て搭乗口に向かいます。
搭乗口に到着すると視界に今回搭乗するエアバスA380が・・・
でかい。
写真ではなかなか伝わらないですがかなりでかいです。
2階建でエンジンは4基ついてます。これだけ大きな機体を飛ばすのにかなりの揚力が必要なのでしょう、主翼がかなりでかいです。
ANAも2019年5月からホノルル路線でエアバスA380を投入して話題になっていますね。
こんな大きな飛行機を間近で見るとやはりワクワクします。
搭乗時刻になりボーディングブリッジを歩いていると途中でエコノミークラスとビジネス・ファーストクラスの分かれ道が
タイ航空のエアバスA380は1階がエコノミークラス、2階がビジネス・ファーストクラスとなっているのでボーディングブリッジが分かれるんですね。
ビジネスクラスのある2階に向かうので少し上り坂になったボーディングブリッジを歩いて機内に突入です。
機内に入るとビジネスクラスのエリアがお出迎えです。タイ航空のシンボルカラーである紫を基調とした機内です。
席につくと良い香りのするおしぼりを渡してくれ、ウェルカムドリンクを聞かれました。
ビジネスクラスのウェルカムドリンクといえばやっぱこれでしょう
人生初のビジネスクラスをお祝いしてシャンパンにしました。
シャンパンを飲んでいるとCAさんが来て丁寧に機内食のメニューを説明してくれました。
これが関空→バンコク間の機内食メニューです。
今回はタイセットメニューを選びました。
さすが”微笑みの国”タイ航空のCAさんだけあって笑顔が素敵で親しみやすい雰囲気でした。制服もCAさんごとに違う色の民族衣装みたいなもので華やかです。
シャンパンを飲みながらゆっくりしながら離陸までの時間を待ちます。
シート
シート周りもタイ航空の紫色を基調にまとめられています。シートの隣の台にはランの花が添えられています。
タイ航空のエアバスA380ビジネスクラスの座席配置は1ー2ー1のスタッガード(互い違い)になっており、個室感が高いものになっています。
今回は窓際の席を指定しました。窓際の席は互い違いになるようにシートが窓側にある席と通路側にある席があります。
上の画像で言うと17や19の席を指定すると
窓 シート・台 通路
といったようにシートの横にある木目調の台が壁のような役割にもなって完全に孤立した席となっており、プライベート空間を保つことができます。なので一人で搭乗する場合は窓側の席でもシートが窓際になっている席をオススメしますね。
ちなみに窓際には荷物を入れるスペースがあります。
これがなかなか広くてリュックも余裕で入りました。シートが窓際だとこの収納スペースも使いやすいのが良いです。
逆に友人・カップル・家族で搭乗する場合は下の画像の青色で囲ってある座席のようにシートが隣り合っている座席を指定すればフライト中も会話しやすくてオススメです。
肝心のシートですが、脚を伸ばしてもかなり余裕があります。
シートはフルフラットになるのですが、シートの操作は肘掛横にあるこのボタンで行います。
シート操作のボタンの下にはモニター操作のリモコンがあります。
そして特徴的なのはこのシートベルト。
車のシートベルトのように三点固定式となっています。
コンセントはユニバーサルタイプのものがあるので日本のコンセントも挿すことができます。
座席の細かいところを見ると少し年季を感じました。大阪路線にはピカピカの機体は回してくれないんですかね。個人的にはこの辺りは許容範囲ですが、ピカピカの最新機材とかに乗ってみたくなりますね。
シートの総評ですが、やはりスタッガードのシートは良いですね。隣に人が来ることは無くてプライベートが保てています。何よりシートをフルフラットにできることはかなりありがたいです。普段飛行機ではあまり寝付けない僕もフルフラットにしたら寝ることができました。
アメニティ、エンターテイメント
アメニティーポーチはMANDARINA DUCK(マンダリナ・ダック)というイタリアの鞄・革製品ブランドとタイ航空がコラボしたものでした。中身は以下の6点でした。
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- マウスウォッシュ
- リップクリーム
- ヘアブラシ
- ハンドクリーム
それ以外にはスリッパが用意されていました。
ビジネスクラスではノイズキャンセリングヘッドフォンも利用できます(持ち帰り不可)。
AKGというオーストラリアの老舗音響メーカーのものでした。しっかりと周りの騒音をカットしてくれるので飛行機の中で映画を観ていても周りの音が気になりませんし、寝ながら装着すれば騒音に悩まされ図に静かに眠ることもできます。
フライト中にCAさんからWi-Fiカードを頂きました。
5MBまで利用可能なもので、Wi-Fiカードの裏面をコイン等で削るとでてくるプロモコードをタイ航空のWi-Fi接続用ウェブサイト(Wi-FiオンにしてWi-FiカードにあるQRコードを読み込むと表示されます)で入力すると利用可能となります。
せっかくなのでWi-Fiを使ってみたのですが通信速度が遅すぎて使い物になりませんでした。LINEのやり取りもできなかったのほとんど使い道は無いかなと思います。
機内食・ドリンク
安定飛行になってからタイのシグネチャードリンクである”VIolet Bliss”を注文してみました。味の想像がつかなかったのでCAさんに聞いてみると中身はレモンジュースとのことでした。
ナッツと一緒に提供してくれました。紫色でタイ航空の雰囲気にぴったりですね。
見た目と裏腹に中身はレモンジュースでスッキリ甘くて美味しいです。
その他のドリンクメニューはこんな感じです。もちろん飲み放題。
これ以外にもシャンパンやワインのリストがありました。もちろんシャンパン・ワインも飲み放題です。お酒、特にワインが好きな人にはたまらないでしょうね。
そうこうしている機内食の時間になりました。食事が提供される前にCAさんがやってきてドリンクの注文をとってくれます。
せっかくのビジネスクラスなのでワインを注文しようとCAさんにオススメを聞いてみると、僕が頼んだタイセットの機内食に合うワインをオススメしてくれました。
ワイングラスにもタイ航空のロゴが付いています。正直ワインに詳しくないのですが、高貴な味がした気がします(笑)
ワインを飲んでいると前菜が運ばれてきました。
- フォアグラとアップルコンポートテリーヌ
- ビーフパストラミ
- ベビードブスターのマリネ
- パン盛り合わせ
ビジネスクラスの機内食だけあってちゃんと陶器のお皿で提供されます。エコノミークラスのプラスチック容器とは違って高級感がありますね。
前菜からしっかりと美味しいです。エコノミークラスの機内食とは見た目も味も違いますね。
前菜を食べ終わるとお待ちかねのメイン料理が運ばれてきました。
- チキンのレッドカレー
- 豚肉団子入りスープ
- ゴーヤと卵の炒め物
- ジャスミン米
全体的に華やかさは無いですがチキンのレッドカレーがかなり美味しかったです。全体的にタイ料理っぽいクセは感じなかったので日本人好みの味なんじゃないかと思います。
メイン料理を食べ終わるとチーズ・フルーツ・クラッカーが運ばれてきました。
空の上でもフルーツはふつうに美味しかったです。
ワイン好きな人からしたらチーズがでてくるのは嬉しいんじゃないでしょうか。
最後にデーザートを持ってきてくれました。
デザートはマンゴーアイスクリームとチョコレートでした。
しっかりと最後までコース料理を食べてお腹いっぱい大満足です。
機内食を食べ終わった後にCAさんがきて「到著1時間前になったらアフタヌーンティーはいかがですか」と言ってたのでお願いしていたのですが、フルフラットシートでノイズキャンセリングヘッドフォンをしながら爆睡しており食べそびれてしまいました。気になるので次の機会にチャレンジですね。
メニューにはこんな感じで”オールデイダイニング”と書いてあったので食べたければ注文すればいつでも食べられそうですね。
という訳で楽しみにしていた機内食は満足でした。
ビジネスクラスとなると搭乗前に空港でエアラインラウンジを利用できますが、そこで調子に乗って食べすぎてしまうと機内食が食べられなくなってしまうのでバランスに気をつけたいものです。
まとめ
- スタッガードシートでプライベート空間は最高
- 窓側の座席ではシートが窓際になっている座席を選ぶと個室感が増す
- フルフラットシートはぐっすり寝られる
- 機内食がいっぱい出るので搭乗前のラウンジでの食事は控えめに
と言うわけで人生初のビジネスクラスはタイ国際航空のお世話になりました。
CAさんの前では落ち着いたフリをしていましたが、シート・食事・ドリンク・サービス全てがエコノミークラスとは比べ物にならなくて実はとてもワクワク・ドキドキしながらのフライトでした。
ビジネスクラスに乗ると次はもちろんファーストクラスが気になりますね。
タイ航空はファーストクラスがANAマイルを使った特典航空券で比較的取りやすので狙ってみようかと思います。
そして陸マイラー活動をしていなかったら平民の僕は一生ビジネスクラスに乗ることはなかったと思います。
ANAマイルを貯めたいならANA VISAワイドゴールドカードがオススメ
ほんと、陸マイラーはじめて良かったなって実感します。
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